震災避難者5万人下回る 8年1カ月、復興庁集計

 復興庁は26日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による避難者数が、4月9日時点で4万7892人になったと発表した。前回3月11日時点から2672人減り、震災直後の推計47万人から、8年1カ月を経て5万人を下回った。

 年度末を区切りとして地元に戻ったり、災害公営住宅に移ったりした人が多く、一部の自治体で仮設住宅の提供を終えた影響もあるとみられる。

 避難先は47都道府県の997市区町村。都道府県別では、原発事故の影響が続く福島県が7249人で最も多い。津波被害からの住宅再建が進む宮城は1928人、岩手は2950人だった。


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