「パワハラで自殺」と提訴、大阪 薬局社員の遺族

 大阪府吹田市の薬局に勤めていた津島美希さん=当時(30)=が自殺したのは、社長らのパワハラなどが原因だったとして、両親が26日、運営会社などに計約8800万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

 美希さんは2014年10月から正社員となり、薬局で調剤事務を担当。15年には社員旅行や歓送迎会の幹事も任された。旅行先や時期が決まらず、社長に相談すると「あなたにはビジョンがないの」と叱られた。別の上司にもわずかなミスで長時間の叱責を受けるなどした。

 仕事のことを考えると緊張して寝付きにくくなり、同年8月にうつ病と診断。16年1月に自宅で自殺した。


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