空飛ぶ携帯基地局を実用化へ ソフトバンクとグーグル

記者会見するソフトバンクの宮川潤一副社長=25日、東京都目黒区

 ソフトバンクは25日、米IT大手グーグルの親会社アルファベットと提携し、空飛ぶ携帯電話基地局の実現に乗り出すと発表した。飛行機に基地局を載せ、成層圏から電波を発信。大量のデータを高速でやりとりできる第5世代(5G)移動通信システムの本格導入を控え、投資額を抑えて広大な通信エリアの構築を目指す。災害時の対応強化にもつながる。

 今後、航空機の認証取得や各国政府との交渉をクリアし、2023年の実用化を目指す。

 提携では、成層圏基地局事業に取り組むソフトバンク子会社のHAPSモバイルがアルファベット子会社ルーンに1億2500万ドル(約140億円)出資する。


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