パジェロ最終モデルを発売 現行車も8月に生産終了

1982年発売の初代「パジェロ」

 三菱自動車は24日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「パジェロ」の国内向けの最終モデルになる特別仕様車「FINAL EDITION」を発売した。現行車も国内向け生産を8月に終え、1990年代のRV(多目的レジャー車)人気をけん引した代表車種の歴史に幕を下ろす。

 パジェロは82年発売で、ダカール・ラリーでも活躍した。最盛期の92年度は国内約8万4千台を販売したが、2018年度は621台と低迷。SUV人気の中でも大型車から小型車にニーズが移っており、今後は主力のプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」などに注力する。


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