NY原油、半年ぶり高値 米、イラン産全面禁輸

NY原油相場の推移

 【ロンドン、ニューヨーク共同】連休明け22日のニューヨーク原油先物相場は急伸し、指標の米国産標準油種(WTI)5月渡しが連休前の18日に比べ1・70ドル高の1バレル=65・70ドルで取引を終えた。昨年10月30日以来、約半年ぶりの高値水準。トランプ米政権がイラン産原油の禁輸から日本など8カ国・地域を除外した猶予措置の撤廃を決め、供給不安が広がったためだ。

 サウジアラビアなどの増産余地は大きくないとの見方もあり、原油価格が今後大幅に上昇する可能性が出てきた。ガソリン需要が高まる夏を前に、産油国は過度な価格上昇の回避に向け、難しいかじ取りを迫られる。


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