大相撲の荒磯親方、特別展を内覧 化粧まわしなど80点、感慨深げ

特別展の内覧会に出席した荒磯親方=22日、東京都墨田区

 大相撲の荒磯親方(元横綱稀勢の里)は22日、自身の特別展開始を翌日に控え、会場となる東京・両国国技館内の相撲博物館で内覧した。1月の初場所で引退した同親方は、化粧まわしや締め込みなど約80点の展示品をじっくり見詰め「一つ一つに魂がこもっている。全てに思い入れがある」と感慨深げに話した。

 約17年の力士人生を振り返る映像が流され、純白の綱も飾られた。10代のころから期待を集め、2017年初場所後に19年ぶりの日本出身の新横綱として脚光を浴びた。初めて綱を締めた時の心境について「言葉で言い表せない、全く違う世界に入ったような気持ちだった」と述懐した。


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