国体選手自殺で賠償命令、岐阜 勤務先病院で長時間残業

 2012年に開かれた岐阜国体のライフル射撃で優勝した鈴田潤さん=当時(26)=が自殺したのは、勤務先の病院で長時間の残業をし、精神障害を患ったことが原因として、鈴田さんの両親が病院を運営するJA岐阜厚生連に約9千万円の損害賠償を求めた訴訟で、岐阜地裁は19日、約7100万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 訴状などによると、長崎市出身の鈴田さんは10年4月、国体での活躍を期待され厚生連に就職。13年4月から岐阜県瑞浪市の東濃厚生病院で勤務し、同年10〜12月には月100時間を超える残業が続いた。


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