小学校教科書検定、英語全点合格 新指導要領初、主体的学びも

文部科学省

 文部科学省は26日、2020年度から小学校で使用される教科書の検定結果を発表した。新学習指導要領に沿った初の検定で、5、6年で教科化される英語は申請の全7点が合格。全教科で「主体的・対話的で深い学び」が掲げられ、関連記載が随所に見られた。社会では高学年用の全6点で北方領土の記述に加え、竹島と尖閣諸島を「固有の領土」と明記した。英語を除く全教科の平均ページ数の合計は現行教科書より10・0%増えた。

 英語学習の充実に伴い新指導要領では3〜6年の授業時間が週1こま(45分)増えるが、多様な学びへの対応も現場に求められ、指導上の工夫が一層必要になりそうだ。


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