厚労、仕事量最多で分割案検証へ 自民調査、中央省庁再々編

 自民党の行政改革推進本部(塩崎恭久本部長)は22日、中央省庁を対象にした業務量調査の結果を公表した。職員千人当たりで換算した2018年中の国会での答弁回数、所管委員会への出席時間などで厚生労働省がトップとなり、仕事量が最も多いと確認した。厚労省分割案を含む中央省庁再々編の必要性の検証に生かす。

 厚労相経験者でもある塩崎氏は記者団に、社会保障と労働市場の改革が国家的課題になると指摘。「厚労省は多くの法律を成立させなければならず忙しい。今の体制のままでいいか考えなければならない」と述べた。

 行革本部は来週以降、各府省庁から順次ヒアリングを実施する。


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