米ファンド、JR九州へ提案検討 大株主、自社株の買い戻しか

 米国に拠点を置く投資ファンド、ファーツリー・パートナーズは22日、同社が大株主となっているJR九州の今年6月に開催予定の定時株主総会で、株主提案を検討していると発表した。具体的な提案内容を明らかにしていないが、株主還元策となる自社株の買い戻しなどを求めるとみられる。

 また、ファーツリーは同日、JR九州株を1%買い増し、保有比率が6・10%となったと報告する書類を関東財務局に提出した。

 JR九州は19日に発表した19〜21年度の中期経営計画で、ファーツリーが19年度の実施を要望していた自社株の買い戻しについて「状況に応じて自己株式取得を行う」と明記した。


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