東電が水素事業参入、20年稼働 中部電力と折半のJERAに継承

 東京電力ホールディングス傘下で火力発電を担う東京電力フュエル&パワーが水素事業に参入することが22日分かった。石油元売りのJXTGエネルギーと共同で水素の製造設備を造り、2020年中に稼働させる。中部電力と折半出資して設立した火力発電会社JERAに継承する。22日午後に正式発表する。

 製造設備は、東電FPの東京都品川区にある大井火力発電所の敷地内に新設し、都市ガスから水素を生産する。水素で走る燃料電池車への供給設備も併設する。投資額は数十億円となる見通し。

 JXTGは既に水素事業に参入しており、水素の製造や供給設備の運用の知見を持つ。


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