プロ野球中継、立体映像で観戦 福岡ドームで5Gの実験

ソフトバンクの5G通信システムを使い、VR端末を装着してプロ野球オープン戦の立体的な中継映像を楽しむ観客=21日午後、福岡市のヤフオクドーム

 ソフトバンクは21日、プロ野球のオープン戦が開催された福岡市のヤフオクドームで、観客がゴーグル型の仮想現実(VR)端末を装着して立体的な3Dの中継映像を楽しむ実証実験を行った。2020年ごろの本格導入が見込まれている次期通信規格の第5世代(5G)通信システムを活用しており、約10人が実験に参加した。

 技術が改良されて将来実用化されれば、離れた場所でも球場にいるような臨場感のある観戦体験ができそうだ。

 観戦者がVR端末を操作して視点を切り替えると、ベンチ前の選手の様子や、投手が投げたボールの動きなどを目の前にいるかのように視聴できるのが特色だ。


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