米大統領、対中関税維持を示唆 合意順守へ圧力

ホワイトハウスで記者団の質問に答えるトランプ米大統領=20日、ワシントン(UPI=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、中国に課した追加関税を「かなり長い間据え置くことを議論している」と述べ、貿易協議で合意した後も関税を維持する考えを示唆した。中国への圧力を保ち、合意内容を守らせるのが狙いだ。関税撤廃を求めている中国が反発しそうだ。

 トランプ氏は、中国と合意しても関税を「撤廃しない」と明言した。「中国はこれまで合意順守で多くの問題があった」と指摘し、着実に実行を重ねるまで解除しない意向を示した。

 米政権は昨年7〜9月、中国からの輸入品計2500億ドル(約27兆7千億円)に追加関税を課した。


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