170万人被災とWFP モザンビークのサイクロン被害

 【ジュネーブ共同】アフリカ南部を襲ったサイクロンについて、世界食糧計画(WFP)当局者は19日、モザンビークだけで約170万人が被災したとみられると明らかにした。同国では洪水や強風により広範囲が壊滅的な被害に見舞われているという。

 当局者はヨハネスブルクから電話会見。洪水は最大で水深6メートルに達し、屋根の上で多くの人が救助を求めているという。被災地は交通や通信が寸断され、被害の全容は依然把握できていないが、衛星写真で被災者数を推定した。

 当局者は、食料や避難施設の支援も重要だと強調した。

 サイクロン被害は隣国のジンバブエとマラウイにも及んでいる。


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