与謝蕪村の埋葬記録見つかる 資金出し合い墓建立、京都

与謝蕪村の最期や、埋葬までの経過を書いた記録

 京都市右京区の嵯峨嵐山文華館は19日、江戸中期の俳諧師、画家の与謝蕪村(1716〜83年)の最期や、埋葬までの経過を書いた記録が見つかったと発表した。同館を運営する小倉百人一首文化財団の理事長が知人から譲り受け、蕪村を研究する藤田真一関西大名誉教授(近世文学)が確認した。

 門人で蕪村を経済的に支援した寺村百池が、自らの日記から抜粋した文書。蕪村は天明3(83)年12月25日未明に死去。天明4年1月25日に本葬が営まれ、その後、百池宅で追悼の句会を開いた。

 京都市左京区の金福寺にある蕪村の墓について、門人らが資金を出し合って建立したと記載。


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