神戸市、法務部門に警察官を配置 労組ヤミ専従の告発放置受け

 神戸市は、兵庫県警警視と警部補の計2人を4月から法務部門に常勤職員として配置することを決めた。労働組合幹部が無許可で組合活動に専念する「ヤミ専従」に関する内部告発が放置されていたことを受け、不祥事対応を強化する。弁護士2人も非常勤職員に採用する予定で、市によると、法務部門に警察官と弁護士を同時に登用するのは政令市で初めて。

 市は訴訟や内部通報を扱う「法務支援課」を4月に新設。県警から出向した警視を部長級に、警部補を係長級に迎え、市職員がサポートする。捜査の知見を生かし、パワハラやセクハラなど内部の問題や、外部からの不当要求に対処する。


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