ロ大統領、米への対抗姿勢を強調 対日関係発展の意欲表明

演説するロシアのプーチン大統領=20日、モスクワ(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は20日、内外政策の施政方針を表明する年次報告演説を行い、米国が「国際的な安全保障体制を破壊している」と批判、ロシアは防衛措置として最新兵器の開発を着々と進めていると述べ、米国への対抗姿勢を鮮明にした。日本との関係にも言及し「政治対話、経済協力を発展させる」と表明した。

 ロシアによる米大統領選介入疑惑などを巡り米ロは対立を深めているが、プーチン氏は米国が中距離核戦力廃棄条約の破棄に動いたことを受け、批判のトーンを強めた。

 対日関係では、平和条約の締結に向け「双方が受け入れ可能な条件を模索する用意がある」と説明した。


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