20年の高校総体、分散開催へ 全国21府県で、五輪の影響

三重、岐阜、静岡、愛知の東海4県を中心に開かれた、昨年の全国高校総体の総合開会式=2018年8月、三重県伊勢市

 開催地の調整が難航していた2020年夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)を全国21府県で分散開催する方針が固まったことが19日、分かった。全国高等学校体育連盟(全国高体連)関係者が明らかにした。

 全国高体連は昨年7月までに、全30競技中27競技(体操は新体操のみ)の開催地として18府県を公表していた。

 当初は茨城、栃木、群馬、埼玉の北関東4県を中心に行う予定だったが、東京五輪・パラリンピックの影響で競技会場や選手、関係者らの宿泊施設確保が難しく、他県での開催も経費が足かせになって開催地決定が例年より大幅に遅れていた。


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