災害停電で信号消すな、兵庫県警 発電機を無償で借り受け

発電機を信号機に接続する兵庫県警の警察官=神戸市

 兵庫県警は19日、災害で停電になった際に信号機を点灯させる発電機を無償で借り受ける協定をヤンマーの関連会社と結んだ。停電時に警察官が路上で交通整理する負担を軽減するのが狙い。県警によると、都道府県単位で業者とこうした協定を結ぶのは初めて。

 県警によると、県内に約7200カ所設置されている信号のうち、幹線道路の交差点を中心に約350カ所が発電機と接続可能だが、県警が所有する発電機は約90台にとどまる。昨年9月の台風21号で停電が相次ぎ、大規模災害時には不足する恐れがあると分かった。

 県警が発電機製造のヤンマーエネルギーシステム(大阪市)に貸与を打診した。


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