台風被害の桜を植え替え、大阪 造幣局、通り抜けに備え

昨年台風21号の影響で倒れた桜の植え替え作業=18日午後、大阪市の造幣局

 春の風物詩「桜の通り抜け」で知られる大阪市北区の造幣局で18日、昨年9月の台風21号で倒れた桜の植え替え作業が報道陣に公開された。

 造幣局には、南門から北門までの約560メートルに約350本の桜が並ぶ。強風により53本で枝が折れるなどの被害を受け、うち18本は根元から倒れた。

 そのため造幣局は、数十万人が訪れる4月中旬の通り抜けに向け、敷地内で育てている7本を新たにルート上に植え替えることにした。この日は作業員がクレーンで高さ約5メートルの桜の木をつり上げ、慎重に穴の中に入れ、土をかぶせていた。


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