フェリーにETC導入へ実証実験 青森、実用化なら全国初

フェリーの車両積載口付近に設置されたETCのセンサー(手前右)=4日、青森県八戸市の八戸港

 川崎近海汽船(東京都千代田区)は、同社が運航する青森県八戸市から北海道苫小牧市に向かう「シルバーフェリー」で、乗船手続きに自動料金収受システム(ETC)を活用する実証実験を3月に実施する。乗船前の窓口での手続きが大幅に簡略化され、国土交通省によると実用化できれば全国初とみられる。

 実験は八戸港(八戸市)を利用する特定のトラック業者を対象に、数週間行う。ETCのセンサーを、フェリーターミナルの入り口とフェリーの車両積載口付近に設置し、車両のナンバーなどを読み取る。運賃は事後に決済する。

 実用化の段階では、決済にもETCを活用する計画だ。


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