佐賀市副市長、引責辞任 議会説明なく体育館改修

 佐賀市議会に説明せず廃校となった小学校の体育館を改修し市政を混乱させたとして、畑瀬信芳副市長は18日、引責辞任した。市議会は昨年10月、関連費用を盛り込んだ2017年度決算を全会一致で不認定とし、秀島敏行市長も謝罪していた。

 佐賀市などによると、同市拠点の社会人バスケチーム「佐賀バルーナーズ」の設立前年の17年、Jリーグ「サガン鳥栖」の運営会社の竹原稔社長から畑瀬氏に「練習場となる体育館を探してほしい」と依頼があった。

 その後、畑瀬氏が主導し昨年2〜3月ごろに、別の事業で余った予算のうち約3100万円を使い、旧富士小体育館の耐震補強などの改修をした。


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