ゴーン被告への人権侵害懸念 ブラジル弁護士会が日弁連に文書

 【サンパウロ共同】日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告が会社法違反罪などで起訴された事件で、ブラジル主要紙フォリャ・ジ・サンパウロは15日、ブラジル弁護士会が日弁連にゴーン被告への人権侵害への懸念を表明する文書を送ったと伝えた。

 クラウディオ・ラマシア会長名の文書は、ゴーン被告が「拷問による自白を得る明確な目的により肉体と精神の状態を害する状況で不当に勾留されている」と非難、日弁連に対処を求めた。文書はゴーン被告の家族の弁護士が要請し作成されたという。

 ゴーン被告はブラジル西部ポルトベリョでレバノン移民の家庭に生まれリオデジャネイロで幼少期を過ごした。


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