南スーダン兵の強姦急増 170人超、少女も被害

 【ラゴス共同】国連は15日、南スーダン北部のユニティ地方で、政府軍兵士や民兵らによる強姦などの性暴力が急増し、昨年9〜12月だけで少なくとも175人が被害に遭ったと発表した。うち64人が少女で、8歳の被害者もいた。食料や水を手に入れるため徒歩で移動中、襲われることが多いという。

 南スーダンでは2013年に内戦が始まり、昨年9月に政府と反政府勢力が和平協定に署名した。戦闘が減り「待機状態」となった双方の兵士らが、性暴力に加担するようになったという。

 国連によると、175人のうち134人が強姦され、41人も強姦以外の性被害を受けた。


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