2019年2月15日 17:14 | 無料公開
緊急走行中の救急車やドクターカーの中で撮影した患者の動画やエコー検査の画像を、高速で大容量の第5世代(5G)移動通信システムを利用して病院にリアルタイムで送信する実証試験が15日、前橋市内で行われた。
総務省が全国各地で行う5G実用化に向けた試験の一環。一刻を争う現場で、救命率の向上が期待されている。
車にはねられ負傷した男性が、救急車で搬送される場面を想定。走行車内で高精細の4Kカメラで撮影された患者の映像が5Gの通信システムで、病院の救命救急センターに見立てた部屋に送られると、医師が救急隊員に細かく指示を出した。