首相、欧州訪問終え帰国 日ロ協議へ調整加速

 安倍晋三首相は24日午後、ロシア、スイス訪問の日程を終え、政府専用機で羽田空港に帰国した。プーチン大統領とは北方領土問題を含む平和条約締結交渉の加速で一致しており、具体化に向けた外相や外務次官級協議の調整を進める方針。プーチン氏も招く6月の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会合の開催準備も本格化させる。

 週明けの28日には通常国会が召集され、首相は内政、外交全般の見解を表明する施政方針演説に臨む。国会は冒頭から、厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査や、外国人労働者の受け入れなどを巡り論戦が交わされる見通しだ。


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