タイ、総選挙実施の勅令施行 国王戴冠式で延期の公算

 【バンコク共同】タイ軍事政権は23日、2014年のクーデターで実権を掌握した軍政から民政へ移管するための下院総選挙の実施を指示する国王勅令を発布、勅令は同日施行された。選挙日については触れられておらず、選挙管理委員会が今後、決定する。

 各政党による政治活動は既に解禁されているが、勅令を受けて選挙キャンペーンが本格化する。

 総選挙の実施日は2月24日に想定されていたが、5月4〜6日に決まった国王戴冠式が総選挙後の国会招集時期に当たるため、実施日など民政移管のスケジュールを延期する公算が大きくなっている。3月10日や3月24日が候補となっている。


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