イスラム自治政府参加で住民投票 フィリピンで21日

20日、フィリピン南部ミンダナオ島コタバトの検問所で警察官に身分証明書を見せる人(共同)

 【コタバト共同】フィリピン南部ミンダナオ島で、2022年に樹立予定のイスラム自治政府への参加について是非を問う住民投票が21日に始まるのを前に、イスラム最大勢力、モロ・イスラム解放戦線(MILF)のムラド・エブラヒム議長は20日、自治政府参加に「圧倒的な支持を得ている」と述べ、理解が広がっていると強調した。

 地元ラジオ局のインタビューで、投票実施地域での手応えがいいとの認識を示した。

 住民投票を控え、同島西部の中心都市コタバトでは、軍や警察がテロに備えて主要道路に検問所を多数設置。20日には運転手らに身分証明書の提示を求めたり、車内を点検したりしていた。


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