2019年1月20日 18:22 | 無料公開
和歌山県かつらぎ町の世界遺産・丹生都比売神社で行われた「天野の御田祭」=20日午後
高野山の守護神として知られる和歌山県かつらぎ町の世界遺産・丹生都比売神社で20日、豊作を祈る「天野の御田祭」があり、大勢の参拝客らが一風変わった芸能神事に見入った。
平安時代に始まり、室町時代に現在の狂言形式になったと伝わる伝統行事。楼門の下を舞台に、面と烏帽子などの装束姿で、くわやすきを持った「田人」と「牛飼」が登場。神前に苗や稲束を供えた後、牛やみこなどを次々と呼び、狂言風の問答や口上で田作りから種まき、稲刈りまでの所作を演じた。