和歌山の露天風呂でかるた大会 湯煙に包まれ熱戦

和歌山県田辺市の川湯温泉で開かれた「仙人風呂かるた大会」で札を取り合う参加者=20日

 和歌山県田辺市の川湯温泉で20日、川底から湧く温泉を利用して毎年冬に開設される大露天風呂「仙人風呂」に杉板の札を浮かべて取り合う「仙人風呂かるた大会」が開かれた。17チームの計約70人が湯煙に包まれながら、熱戦を繰り広げた。

 仙人風呂の大きさは横幅約28メートル、奥行き約12メートル、深さ約60センチ。熊野の歴史や自然、人物などを題材に地元有志が作った「くまのじかるた」を使用した。ハガキ大の杉板約千枚を浮かべ、平安時代の衣装を身にまとった女性がかるたを読み上げると、参加者は目当ての札に向かって一斉に駆け込んだ。

 保育士らでつくるチームが初優勝した。


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