2019年1月19日 18:06 | 無料公開
スーダンの首都ハルツーム郊外で、反政府デモに向けて発射された催涙ガス=15日(ロイター=共同)
【カイロ共同】スーダンで約30年にわたる長期政権を続けるバシル大統領の退陣を求めるデモが1カ月以上続き、辞任を拒否するバシル氏側と市民の衝突が激化している。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、市民ら40人以上が死亡、千人超が当局に拘束された。
デモは昨年12月19日、北東部アトバラなどで燃料やパンの価格高騰への反発から始まった。首都ハルツームを含む各地に広がり、経済政策の失敗や腐敗を指摘する声が上がっている。
デモの勢いが増す中、バシル氏は支持者を前に続投を宣言し、外国勢力が抗議活動を誘発したなどと非難した。