全日空、飲酒機長を懲戒解雇 「24時間前から禁酒」導入

 全日空のグループ会社、ANAウイングスの40代男性機長が今月3日、大阪発宮崎行きの乗務前の検査でアルコールが検知され、計5便に遅れが出た問題で、全日空は18日、16日付で機長を懲戒解雇したと明らかにした。前夜の飲酒に同席し、調査に対し、機長の依頼でうそを証言した30代の男性副操縦士も、出勤停止1カ月の懲戒処分とした。

 全日空グループは18日、飲酒不祥事に関し、再発防止策を国土交通省に報告した。パイロットと客室乗務員は当面の間、勤務で訪れた滞在地では乗務24時間前から飲酒を禁じる。乗務の前後には、機器を使った呼気アルコール検査を実施するとしている。


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