選手の検査データ入手完了 ロシア不正問題でWADA

 【ローザンヌ(スイス)共同】世界反ドーピング機関(WADA)は17日、ロシアの国ぐるみの不正問題で、モスクワの検査所が保管するデータの入手が完了したと発表した。昨年末までに全データを提供する条件付きで昨年9月にロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格停止処分を解除したが、12月の立ち入り検査では使用機器の法的認証を求める同国側に協力を拒まれていた。

 WADAは22日の常任理事会でRUSADAを再び資格停止にするか決める予定で、15日までカナダのモントリオールで開かれたコンプライアンス(法令順守)審査委員会の報告書と提言を踏まえた判断に注目が集まる。


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