2019年1月17日 23:03 | 無料公開
ロシアのラブロフ外相(左手前から2人目)との協議に臨む河野外相(右)。右奥から3人目が島田和久首相秘書官=14日、モスクワ(ロイター=共同)
モスクワで14日に行われた日本とロシアの外相会談に、防衛省出身の島田和久首相秘書官が同席していたことが分かった。外相会談に首相側近が同席するのは異例。北方領土返還を巡り在日米軍の存在を警戒するロシア側の様子を安倍晋三首相に報告し、22日のプーチン大統領との首脳会談に役立てる狙いがあったとみられる。
河野太郎、ラブロフ両外相の会談は、モスクワの外務省別館で約4時間行われた。両氏が責任者に指名された新たな枠組みに基づく平和条約締結交渉の初協議だった。
会談冒頭に撮影された写真では、ロシア側に相対して日本政府関係者が座る席の端側に島田氏は着席していた。