民泊女性切断、懲役13年を求刑 米国籍の男、神戸地裁

 大阪と京都の民泊施設や山中で昨年2月、兵庫県三田市の女性会社員=当時(27)=の切断遺体が見つかった事件で、傷害致死と死体損壊・遺棄の罪に問われた米国籍のバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ被告(27)の神戸地裁(川上宏裁判長)の裁判員裁判で検察側は17日、懲役13年を求刑し結審した。判決は22日。

 論告で検察側は、被害者の死亡に気づいた被告が「発覚を免れるため、被害者と知り合った出会い系アプリのアカウントを削除し、のこぎりなどの道具を買いそろえ、スマートフォンで遺体の切断方法を調べて、入念に証拠隠滅を図った」と指摘。「身勝手で冷酷だ」と述べた。


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