ロシア疑惑捜査検察官の解任拒否 次期司法長官、大統領命令でも

米上院司法委員会の指名承認公聴会で、司法長官候補として証言するバー氏=15日、ワシントン(UPI=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領が次期司法長官に指名したバー氏は15日、上院司法委員会の指名承認公聴会で証言し、ロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官の解任をトランプ氏から命令されても、正当な理由がなければ拒否する考えを示した。トランプ氏は疑惑捜査を「魔女狩り」と非難して早期終結を主張しているが、バー氏は捜査を続けさせる方針を強調した。

 民主党の議員は、ニクソン大統領がウォーターゲート事件を捜査していた特別検察官を辞めさせたことを挙げ、トランプ氏からモラー氏解任命令を受けた場合の対応を質問。バー氏は「正当な理由」がなければ命令を「実行しない」と述べた。


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