インフルエンザ、流行本格化 患者急増、週44万人

 厚生労働省は9日、全国約5千の定点医療機関から2018年12月24〜30日に報告されたインフルエンザの患者数が1医療機関当たり11・17人となり「注意報」レベルとされる10人を上回ったと発表した。全国で流行が本格化した。

 1週間で推計約44万6千人の患者が医療機関を受診した。前週の約31万3千人から10万人以上増えた。今シーズンの推計患者数の累計は約106万人となった。

 年末年始の交通機関の混雑、企業や学校の再開で、流行がさらに拡大している恐れもある。厚労省は動向を注視するとともに、こまめな手洗いや、マスク着用など「せきエチケット」徹底を呼び掛けている。


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