労組加入率17%過去最低 厚労省調査、加入者は増加

 厚生労働省は19日、雇用者全体に占める労働組合加入者の割合を示す「組織率」が6月時点で推定17・0%と過去最低になったと発表した。昨年比で0・1ポイント減少した。組合員数は1007万人で8万8千人増えたが、全体の雇用者数の伸びが上回り、組織率が低下した。

 産業別では「卸売・小売」や「宿泊、飲食サービス」の増加が目立ち、「運輸・郵便」などは減少した。パートタイムで働く組合員の数は8万9千人増の129万6千人で過去最多となり、組合員全体で占める割合は年々高くなっている。

 主要団体別では、連合が6万3千人増の699万2千人、全労連が7千人減の76万4千人など。


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