2018年12月19日 16:12 | 無料公開
「イクシスLNGプロジェクト」の沖合生産・処理施設=7月、オーストラリア北西部沖(国際石油開発帝石提供・共同)
【シドニー共同】オーストラリアの液化天然ガス(LNG)輸出が好調だ。ロイター通信によると、11月の輸出量は650万トンに上り、620万トンのカタールを抜いて世界最大のLNG輸出国となった。国際石油開発帝石(INPEX)が事業主体となった「イクシスLNGプロジェクト」の生産が本格化したことなどが背景にある。
オーストラリアの2018年通年のLNG輸出量は7800万トンを超える見通しで、カタールの現在の生産能力上限である7700万トンを上回る計算だ。
イクシスLNGプロジェクトは、7月に生産を開始。年間890万トンの生産量のうち約7割が日本向け。