泊原発の保安規定違反認定 非常用発電機の接続不良

 原子力規制委員会は19日の定例会合で、停止中の北海道電力泊原発(泊村)の非常用ディーゼル発電機1台が11月の試運転で起動しなかった問題について、原発の運用ルールを定めた保安規定の違反に当たると認定した。原因とみられる制御盤内の端子は2009年の3号機運転開始時から接続不良だった。

 非常用発電機は外部電源が失われた場合でも原発の冷却機能を維持するための重要設備。外部電源を喪失した今年9月の大規模地震の際は、3号機に2台あるうちの接続不良の1台も起動し、計6台で使用済み核燃料プールの冷却を続けた。


  • LINEで送る