2018年12月19日 08:17 | 無料公開
18日夕から19日早朝までの東京商品取引所の夜間取引で、中東産原油の先物が大幅に値下がりした。指標価格は一時1キロリットル当たり3万7910円と、今年の取引時間中の最安値を更新し、昨年10月中旬以来約1年2カ月ぶりの安値を付けた。
米国と中国の貿易摩擦に伴う世界的な景気減速懸念から、エネルギー需要も減ると予想され、先物価格が下落した。
市場では「ロシアの生産量が多く、米新型原油のシェールオイル生産も増えており、供給過剰感が強まった」(アナリスト)との声も出ている。
ニューヨーク先物も下落しており、東京原油が連動し、原油安の傾向が強まった。