原油、1年2カ月ぶりの安値に 東商取、米中対立が影響

 18日夕から19日早朝までの東京商品取引所の夜間取引で、中東産原油の先物が大幅に値下がりした。指標価格は一時1キロリットル当たり3万7910円と、今年の取引時間中の最安値を更新し、昨年10月中旬以来約1年2カ月ぶりの安値を付けた。

 米国と中国の貿易摩擦に伴う世界的な景気減速懸念から、エネルギー需要も減ると予想され、先物価格が下落した。

 市場では「ロシアの生産量が多く、米新型原油のシェールオイル生産も増えており、供給過剰感が強まった」(アナリスト)との声も出ている。

 ニューヨーク先物も下落しており、東京原油が連動し、原油安の傾向が強まった。


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