稀勢は冬巡業を全休へ、治療優先 初場所には意欲

横綱稀勢の里

 右膝負傷で11月の大相撲九州場所を途中休場し、進退問題が再浮上した横綱稀勢の里が冬巡業を全休することが18日、決まった。治療とリハビリを優先させるためで、師匠の田子ノ浦親方が明言した。2日に始まった冬巡業は、20日から関東地方で3日間実施して終了する。

 18日の稀勢の里は東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で報道陣に非公開で調整。本人によると、四股やすり足など基本運動で汗を流したという。関係者によると、横綱は初場所(来年1月13日初日)の出場に意欲を示している。

 田子ノ浦親方は「巡業も大事だが、けがのこともある。強化しながら、場所に向けてやらせたい」と説明した。


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