初のタイ産衛星打ち上げ、軌道に 日本留学の講師が指揮

自ら製作した人工衛星の模型を持つキングモンクット工科大のポンサトーン・サイスッチャリット講師=18日、バンコク(共同)

 【バンコク共同】タイ国立のキングモンクット工科大は18日、記者会見を開き、初のタイ産となる超小型人工衛星が12月4日(タイ時間)に米国のスペースX社のロケットに搭載されて打ち上げられ、無事軌道に乗ったと発表した。日本の東京学芸大付属高校に留学し、東大で宇宙工学を学んだキングモンクット工科大のポンサトーン・サイスッチャリット講師(37)が人工衛星の製作を指揮した。

 人工衛星は、一辺が約10センチの立方体で、重さは約1キロ。タイ政府からの予算約3千万円で、ポンサトーン講師の指導の下、学生らと2年がかりで完成させた。


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