2018年12月18日 17:59 | 無料公開
記者会見する山本結さん(右)と前島拓矢さん=18日午後、文科省
医学部の不正入試問題の被害者救済で追加合格が生じる分、来春の募集人員が減るのは受験生にとって不利益が大きいとして、医学生らの団体が18日、臨時の定員増などを求める1万4880筆の署名を文部科学省に提出した。
団体は11月に結成。医学生ら二十数人からなり、今月2日にインターネット上で署名活動を始めた。提出後に文科省で記者会見した団体メンバーで筑波大医学群医学類6年の山本結さん(24)は「救済は大切だが、来年の受験生を犠牲にしてはならない」と訴えた。
文科省側からは、医師の過剰を防ぐ観点で難しいとの回答があったという。