「平和の願い発信を」 長崎市長ら、法王訪問で

 長崎市の田上富久市長は17日、ローマ法王フランシスコが来年末にも被爆地を訪れたいとの意向を示したことについて「平和を願うメッセージを長崎から全世界に向けて強く発信していただきたい」とのコメントを発表した。

 田上氏は5月、バチカンを訪れて法王に面会し、長崎に足を運ぶよう直接伝えた。コメントで「前向きな気持ちを感じ、大きな期待を持っていた。実現すれば大変喜ばしい」と歓迎した。

 長崎県の中村法道知事もコメントを出し、被爆者らとの幅広い交流実現に期待感を表明。「日頃から長崎に心を寄せてもらい、核なき世界の実現を訴え続けている」と敬意を表した。


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