訪日客4千万人達成へ対策加速 18日、初めて3千万人突破へ

 2018年に日本を訪れた外国人旅行者数が18日、初めて3千万人を突破する。政府は「20年に4千万人」の目標達成へ取り組みを加速するが、現状では訪日客の4分の3を中国や韓国など東アジアが占めており、欧米からの誘客増が焦点の一つとなる。災害時の避難誘導や宿泊施設の充実など、受け入れ環境の整備も課題だ。

 今年1〜10月の国・地域別の訪日客は東アジア(中国、韓国、台湾、香港)が74・0%で、欧米とオーストラリアは11・7%。この比率は過去2年ほど、ほぼ変わらず推移している。

 観光庁は昨年7月に「欧米豪市場推進室」を設置してPRを強化した。


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