防衛大綱、18日に閣議決定 陸海空領域またぎ対処

観閲式で整列する陸上自衛隊員=10月、埼玉県朝霞市

 政府は、新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」と具体的な装備調達を示す次期中期防衛力整備計画(中期防)を18日に閣議決定する。従来の陸海空の領域に、宇宙、サイバーといった「新たな領域」をまたいで一体的、同時対処を可能とする「多次元統合防衛力」を大綱の基本概念に掲げた。中期防では2019年度から5年間の防衛予算の総額を過去最大の27兆円超とする。防衛費拡大への懸念も強まりそうだ。

 大綱の見直しは13年以来。通例10年程度を見越して定めるとされ、安全保障環境の変化を理由に今回、改定期間を前倒しする形で見直した。


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