2018年12月15日 19:17 | 無料公開
15日、「バランギガの鐘」の返還式典で演説するドゥテルテ大統領=フィリピン・バランギガ(共同)
【バランギガ共同】米国が20世紀初め、交戦中だったフィリピンから戦利品として持ち帰り、11日に返還された「バランギガの鐘」が15日、中部サマール島バランギガに戻った。117年ぶりの返還に地元の人たちは喜びに沸いた。
返還式典が開かれた教会前の広場には千人以上の地元住民が集まった。ドゥテルテ大統領が出席し、演説。
ドゥテルテ氏は就任以降、反米的な言動を取ってきたが、大統領府関係者によると、フィリピンのロムアルデス駐米大使から来年中の訪米を進言され、前向きな意向を示したという。
鐘は米比戦争中の1901年、フィリピン側が米軍を奇襲する際の合図に鳴らされた。