悩める妊婦からSOS、200件 神戸、3カ月で

 神戸市の「マナ助産院」が、思いがけない妊娠や出産に悩む母親向けの相談事業「小さないのちのドア」を9月に始めて3カ月が過ぎた。電話は200件近くに上り、来所も18件。院長は「開いて良かったと思うケースが多い」と振り返る。

 助産師らが24時間態勢で、電話や無料通信アプリLINE(ライン)、電子メールでの相談に応じている。助産院とは別に専用の玄関を設け、面談を希望する場合は人目を気にせず来所できる。悩み相談のほか、親が育てられない場合は支援施設につなぐ。

 永原郁子院長によると、開所した9月1日から11月末までにあった電話相談は194件、来所は18件。


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