反トランプの米誌廃刊 保守系の中で影響力低下

 【ワシントン共同】米国の保守系有力雑誌で反トランプ政権の論陣を張ってきた「ウイークリー・スタンダード」の親会社は14日、同誌の廃刊を発表した。新聞や雑誌業界の厳しい経営環境に加え、保守系メディアが相次いで親トランプ路線となる中、発行部数の減少に歯止めがかからなかった。

 ブッシュ(子)政権時代はイラク戦争を支持するなど影響力が高まったが、トランプ政権発足後は外交や通商政策で厳しく政権を批判、フォックスなど親トランプの保守メディアと一線を画した結果、大半がトランプ支持に回った共和党支持者らの間で影響力を失っていった。


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